晴れの日読書録

読んだ本の感想をのんびりと書いていく読書録です。

芦沢央『罪の余白』

罪の余白 [ 芦沢央 ]

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(2016/11/15 00:16時点)
感想(1件)

娘の死の真相を探るミステリーかと思いきや、転落に到る経緯は早々に明かされる。

そこにある悪意は酷いものだけれど登場人物はそこまで苛烈ではなく「どこにでもいそう」で、現実に在りそうな感じが恐ろしいです。

複数視点の構成ですが、物語の展開はストレート。「罰」の与え方にはぞくりとしました。

「わからないのは、私だけじゃないのかもしれない」に、わかったつもりでいて他人をわかりきる事はできない、でもわかった気になる自分に気付いてハッとさせられました。