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晴れの日読書録

読んだ本の感想をのんびりと書いていく読書録です。

野村美月『“文学少女”と神に臨む作家』

“文学少女”と神に臨む作家(上) [ 野村美月 ]

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(2016/11/13 21:23時点)
感想(8件)

“文学少女”と神に臨む作家(下) [ 野村美月 ]

価格:669円
(2016/11/13 21:24時点)
感想(5件)

シリーズ完結編。

遠子先輩の言葉は絶望の中に光を与え、決して綺麗事ではなく、自分の力で前へ進んでいく事ができるような温かな言葉ばかりでした。

悲しみから目を背けず、絶望を知った上で、それでも世界には美しいものも確かにあると語る遠子先輩。その言葉に、何度胸を打たれたかわかりません。

毎回あらゆる伏線が張り巡らされていて(最後に物語全体の伏線もドカンと来ましたね!大殺界…)、次が気になってページを捲る手が止まりませんでした!こんなにあっという間に読み終わったシリーズ本は初めて!!

遠子先輩の「食事」の描写、本への愛情が感じられました。

読んだ事のない本でも「こんな読後感なのかな…」と想像できて…とても楽しい!本編のネタ本だけでも、元の本をきちんと読んでみたいですね。

本当に大好きで大好きで、読み終わるのが勿体ないと思う間もなく読み終わった作品です。出会えた事に感謝。

狂おしいほどの愛情や憎しみをぶつけてくるのに、最後には甘くて切なくて澄んだ愛しさを感じられる物語です。