晴れの日読書録

読んだ本の感想をのんびりと書いていく読書録です。

小説

東野圭吾『禁断の魔術』

禁断の魔術 [ 東野圭吾 ] 価格:680円(2016/11/15 20:38時点)感想(56件) 短編を長編に改稿したためか、ミステリーとしての構造は至ってシンプル。 屋上でのクライマックスのシーンが胸に熱く、読み応えがあります。普段は実写化をあまり是とはしないのですが…

東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

ナミヤ雑貨店の奇蹟 [ 東野圭吾 ] 価格:734円(2016/11/15 20:36時点)感想(74件) すこし不思議なほのぼのミステリー。 主人公三人組がそれぞれ個性的で、泥棒なのに憎めなくて良い味を出しています。 温かさの中にもかすかに悲しさや苦みが走る「夜更けにハー…

【ネタバレ有り】東野圭吾『祈りの幕が下りる時』

祈りの幕が下りる時 [ 東野圭吾 ] 価格:1,836円(2016/11/15 20:30時点)感想(77件) 加賀恭一郎・日本橋シリーズ最終作。日本橋署でのラストを飾るに相応しい作品でした。 かの『容疑者Xの献身』を思わせるような身の挺し方。ワタベの正体は一体誰なのか――トリ…

【微ネタバレ有り】東野圭吾『麒麟の翼』

麒麟の翼 [ 東野圭吾 ] 価格:756円(2016/11/15 20:25時点)感想(35件) 加賀シリーズ大好き!面白かったです-!! けれど、だいぶ悲しいお話…。友人より先に、息子本人に話を聞けばよかったんだ。 しかし『赤い指』からもう3年経つのか…。 映画版の冬樹のキャ…

東野圭吾『真夏の方程式』

真夏の方程式 [ 東野圭吾 ] 価格:1,748円(2016/11/15 20:23時点)感想(99件) 安定の東野ミステリー。 『レイクサイド』を読んで以来、子どもが出てくると嫌な予感しかしないです…。 恭平くんには湯川がいてくれて、本当によかったなぁ。

はやみねかおる『モナミは世界を終わらせる?』

モナミは世界を終わらせる? [ はやみねかおる ] 価格:1,512円(2016/11/15 20:20時点)感想(1件) 「ちょっとイイ男に守られる女子高生の話」なのに、色気がひとかけらもない!!!(笑) ミステリー部分が面白かったです。伏線がしっかりと生きていて良い感じ。…

額賀澪『屋上のウインドノーツ』

屋上のウインドノーツ [ 額賀澪 ] 価格:1,296円(2016/11/15 18:39時点)感想(1件) 志音ちゃんも大志もこんなんされたら惚れちゃうよなぁ…と思いながら読みました。すごく勝手にだけれど、この二人のラブストーリーが読みたい! ぐんぐん成長していく志音ちゃ…

梨木香歩『西の魔女が死んだ』

西の魔女が死んだ [ 梨木香歩 ] 価格:496円(2016/11/15 18:30時点)感想(279件) 本にはやはり読むのに適したタイミングというものがあって、これは中学生のうちに読んでおきたかったです。 全編に香る、青くさい自然の匂い。淡々と、大切なものが積み重なって…

中山七里『闘う君の唄を』

闘う君の唄を [ 中山七里 ] 価格:1,620円(2016/11/15 18:25時点)感想(0件) 非常に興味深いテーマ。 ミステリー要素が絡んでくるのは予想外でしたが、加害者家族の苦しみも胸に迫ってくるところがありました。 クレームへの対応や子どもへの指導法など、「こ…

豊島ミホ『日傘のお兄さん』

日傘のお兄さん【電子書籍】[ 豊島ミホ ] 価格:475円(2016/11/15 18:22時点)感想(0件) 残念ながら、このお話はあまり好きにはなれませんでした。 みんな感情を抑えなさすぎて、もう少しどうしようもなさが欲しいです。 「あわになる」がしみじみとする。「す…

豊島ミホ『カウントダウンノベルズ』

カウントダウンノベルズ [ 豊島ミホ ] 価格:1,404円(2016/11/15 18:14時点)感想(0件) 音楽を文章で表現するのはとても難しい事だと思いますが、それが見事に描かれています。 観客の描写がとても良く、照明が落ちてライブが始まる前の緊張感や曲が終わった後…

豊島ミホ『東京・地震・たんぽぽ』

東京・地震・たんぽぽ [ 豊島ミホ ] 価格:514円(2016/11/15 18:12時点)感想(2件) 語り手は、悪人にも善人にもなりきれない、当たり前にどこにでもいる普通の人々。 人の死を悼むような激情はほとんどなく、非日常がさらりと描かれています。 彼らのもっと、…

辻村深月『きのうの影踏み』

きのうの影踏み [ 辻村深月 ] 価格:1,620円(2016/11/15 17:56時点)感想(1件) エッセイ調のほんのり不気味なお話が多い印象。 ミステリーのようにすっきり納得できる形で伏線が回収される話は少ないものの、後味の悪さはそこまで強くは感じませんでした。 む…

【ネタバレ有り】辻村深月『朝が来る』

朝が来る [ 辻村深月 ] 価格:1,620円(2016/11/15 01:02時点)感想(5件) 女性の自然でどろりとした感情をあぶり出す辻村マジックは今回は健在。 全てを失って逃げるヒロインのもとにもう一人のヒロインが駆けつけるという最後の展開は『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ…

桜庭一樹『GOSICKⅦ ―ゴシック・薔薇色の人生―』

GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──【電子書籍】[ 桜庭 一樹 ] 価格:626円(2016/11/15 00:52時点)感想(0件) ヴィクトリカと一弥の絆はどんどん愛おしいものになっていくなぁ。 最後に明かされたココ=ローズの真相には戦慄しました。

北山猛邦『私たちが星座を盗んだ理由』

私たちが星座を盗んだ理由 [ 北山猛邦 ] 価格:831円(2016/11/15 00:49時点)感想(0件) 現代日本が舞台の話とファンタジックな話が交互に収録されているためか、あまりダークさは感じませんでした。 一番好きな話は「嘘つき紳士」。途中の悲恋の流れがとても切…

恩田陸『訪問者』

訪問者 [ 恩田陸 ] 価格:1,728円(2016/11/15 00:46時点)感想(3件) 相変わらず語り口が巧い巧い。密室劇なのに退屈させない手腕は見事の一言です。 ただそのぶん、ラストはわりと呆気なかったかも。 紹介文には「ミステリー」と書かれているけれど、恩田さん…

【微ネタバレ有り】恩田陸『消滅』

消滅 [ 恩田陸 ] 価格:1,944円(2016/11/15 00:42時点)感想(1件) 久々にがっつりと読んだ恩田陸さん!いやぁ面白かったな~。 登場人物ごちゃごちゃになっちゃわないか心配だったけれど、しっかり読み分けられました! キャスリンがめちゃめちゃ好きです。「…

奥田英朗『沈黙の町で』

沈黙の町で [ 奥田英朗 ] 価格:907円(2016/11/15 00:41時点)感想(0件) こんな分厚い本を読んだのは久しぶり! みんなが自分の事ばかりを考えていて(一部そうでない人もいるけれど)、つのる不穏な空気。長編だけどぐいぐいと読めました。 ラストは引っ張った…

伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』

アイネクライネナハトムジーク [ 伊坂幸太郎 ] 価格:1,512円(2016/11/15 00:38時点)感想(7件) 「サプラーイズ!」 音楽とボクシングに彩られた連作短編集。 どのお話にも伊坂さんの企みが込められていて、それが最後の「ナハトムジーク」へと繋がっていきま…

伊坂幸太郎『火星に住むつもりかい?』

火星に住むつもりかい? [ 伊坂幸太郎 ] 価格:1,728円(2016/11/15 00:36時点)感想(3件) とっても伊坂さんらしい正義小説! 伊坂さんの作品はメッセージ性があるように見えて実はそうでもなく、「伊坂幸太郎」の書きたいものがただひた走っている感じがします…

伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』

フィッシュストーリー [ 伊坂幸太郎 ] 価格:594円(2016/11/15 00:35時点)感想(99件) なかなかどうして初々しい伊坂さんの短編集。 どことなく滑稽で、でも胸がつまって祈りたくなる「ポテチ」が好きです。

伊坂幸太郎『PK』

PK [ 伊坂幸太郎 ] 価格:572円(2016/11/15 00:33時点)感想(16件) ちょっとずつずれているパラレルワールド。最後の「密使」は前の二編をぺらぺらと捲り返しながら読みました。 メールでの事件の予言や握手すると時間を盗める能力など、相変わらず設定がとて…

伊坂幸太郎『首折り男のための協奏曲』

首折り男のための協奏曲 [ 伊坂幸太郎 ] 価格:1,620円(2016/11/15 00:30時点)感想(6件) 最初に想像していた内容とは少し違っていたけれど、どれも様々な仕掛けた施されていて面白かったです! 「人間らしく」はああもう、凄く気弱な人が考える物語だなぁと思…

【ネタバレ有り】伊坂幸太郎『夜の国のクーパー』

夜の国のクーパー [ 伊坂幸太郎 ] 価格:842円(2016/11/15 00:25時点)感想(9件) これぞ大人の童話世界。 どうなることかとハラハラしながら読み進めたけれど、凄く素敵な結末でした! 数ページに一回は毛繕いをする猫たちが可愛すぎる、中でもトム君は格別に…

有栖川有栖『怪しい店』

怪しい店 [ 有栖川有栖 ] 価格:1,728円(2016/11/15 00:23時点)感想(1件) 「店」をテーマにした短編集。 犯人側からの視点で描かれた「ショーウィンドウを砕く」が好きです。 「古物の魔」もなかなか良いミステリィしてました! 「潮騒理髪店」はトンデモ推理…

彩瀬まる『桜の下で待っている』

桜の下で待っている [ 彩瀬まる ] 価格:1,512円(2016/11/15 00:21時点)感想(0件) これは、文学。 「モッコウバラのワンピース」のおばあちゃんがベリーベリーキュートでした。 宮沢賢治を大学でかじった事もあって、印象に残ったのは「ハクモクレンが砕ける…

彩瀬まる『やがて海へと届く』

やがて海へと届く [ 彩瀬まる ] 価格:1,620円(2016/11/15 00:19時点)感想(0件) 失ったもの、失ったであろうものに見切りをつけるときに伴う痛み。 たとえそれが自己満足であったとしても…というのはとてもよくわかります。 さらさらと掴んではこぼれ掴んでは…

芦沢央『罪の余白』

罪の余白 [ 芦沢央 ] 価格:648円(2016/11/15 00:16時点)感想(1件) 娘の死の真相を探るミステリーかと思いきや、転落に到る経緯は早々に明かされる。 そこにある悪意は酷いものだけれど登場人物はそこまで苛烈ではなく「どこにでもいそう」で、現実に在りそう…

朝井リョウ『武道館』

武道館 [ 朝井リョウ ] 価格:1,404円(2016/11/15 00:15時点)感想(2件) 登場人物の発する声が、凄く形になって表現されています。 ほんとうのこと、ほんとうのもの、少しずつ見つけていきたい気持ちになりました。 愛子はわりに淡々としている印象だけれど、…

【微ネタバレ有り】柚木麻子『ねじまき片想い ~おもちゃプランナー・宝子の冒険~』

ねじまき片想い [ 柚木麻子 ] 価格:1,404円(2016/11/14 23:38時点)感想(0件) ラブコメ連作集…かと思いきや、ミステリー!!?日常の謎だけでなく、結構シリアスな話も入っています。 自分のねじを巻いてあげられるのは、自分だけなのよ! 目黒さんが非常に格…

機本伸司『ぼくらの映画のつくりかた』

ぼくらの映画のつくりかた [ 機本伸司 ] 価格:1,836円(2016/11/14 23:35時点)感想(0件) タイトルに惹かれて手に取ってみたのですが…主人公、何もしていない感が否めません。 結局、「自分とは何か」を考えている暇があったら誰かの手を取ろう、という事でし…

『この部屋で君と』

この部屋で君と [ 朝井リョウ ] 価格:637円(2016/11/14 23:24時点)感想(1件) このアンソロジーは大当たり!!どの作品もとっても良かったです! 気になってた作家さんもかじる事ができて、もっと読みたくなって大満足。 『いとみち』を読んでたので、智美さ…

越谷オサム『くるくるコンパス』

くるくるコンパス [ 越谷オサム ] 価格:648円(2016/11/14 23:23時点)感想(2件) 越谷さんが描く、体格がいい男性キャラの人の良さは健在です。ゴリ・ラブ。 まさかまさかの、一周回って人生に結びついて、壮大でいて「人間」を感じて、爽やかな読後感でした。

柴村仁『プシュケの涙』

プシュケの涙 [ 柴村仁 ] 価格:658円(2016/11/14 23:19時点)感想(0件) 前半と後半で、やや話がちぐはぐな印象を持ちました。 由良にはもっと危うい鋭さ、吉野にはもっとはかなさが切れ味として欲しかったです。

有栖川有栖『菩提樹荘の殺人』

菩提樹荘の殺人 [ 有栖川有栖 ] 価格:1,782円(2016/11/14 23:05時点)感想(1件) 「若さ」がモチーフのためか、いつも以上に引き寄せられる話が多かった気がします。 しかし……火村先生の「人を殺したいと思ったことがあるから」って、どんな過去だったのか決ま…

相沢沙呼『マツリカ・マジョルカ』

マツリカ・マジョルカ [ 相沢沙呼 ] 価格:1,620円(2016/11/14 23:03時点)感想(1件) 「一緒に考えてあげる」とは、なんたる甘美な言葉。 「レンズを替えると、ものの見え方が変わるんだ。そうすると、自分も変わってくる」という小西さんの台詞が好きです。

東野圭吾『新参者』

新参者 [ 東野圭吾 ] 価格:756円(2016/11/14 23:01時点)感想(64件) 小さな謎解きが繰り返されるので、先が気になってぐいぐい読めました。 ベタだけど、ついホロリとさせられるところもあったり…。 しかし加賀刑事のイメージは、阿部寛ではないのだ……(かっこ…

唯川恵『肩ごしの恋人』

肩ごしの恋人 [ 唯川恵 ] 価格:648円(2016/11/14 23:00時点)感想(17件) 自分の幸せのために生きるって素敵なこと!!!と思わせてくれた本。 ちょっと人生観が変わりました。

豊島ミホ『ぽろぽろドール』

ぽろぽろドール [ 豊島ミホ ] 価格:616円(2016/11/14 22:54時点)感想(0件) 二度と手に入らないもの、届かなくなったものに想いを寄せる本。 「僕が人形と眠るまで」の透明さ、喪失感。 心傷ついたとき、そっと手もとに置いておきたくなるような装丁です。 柔…

山田彩人『眼鏡屋は消えた』

眼鏡屋は消えた [ 山田彩人 ] 価格:928円(2016/11/14 22:51時点)感想(0件) 主人公が、あの…正直言って馬鹿女です…(言っちゃった) 同じ推論の繰り返しは少々だれたけれど、真相は立体感があってなかなか濃密で面白かったです。

越谷オサム『階段途中のビッグ・ノイズ』

階段途中のビッグ・ノイズ [ 越谷オサム ] 価格:648円(2016/11/14 22:50時点)感想(2件) これぞ青春!って感じで良いなぁ~。不思議とかみ合う、素敵な仲間達! そんな中、校長先生がとても印象に残りました。自分を信じて他人を信じる、肩を張らずにあんなふ…

【ネタバレ有り】柚木麻子『嘆きの美女』

嘆きの美女 [ 柚木麻子 ] 価格:1,620円(2016/11/14 22:42時点)感想(0件) 手に職があって、能力があって、EXILE似の彼氏ゲットフラグとか、耶居子ちゃん最終的にまじリア充www それにしても、この小説に出てくる美人は性格まで良くってズルイ! おいしいもの…

中脇初枝『きみはいい子』

きみはいい子 [ 中脇初枝 ] 価格:1,512円(2016/11/14 22:39時点)感想(11件) 私は虐待されたとまではいかないけれど、わかるところが沢山ありました。こういうのがわかる人間でよかった。 この本を読んで、私は自分を悪い子だと思ってて、「大丈夫だよ、いい…

青崎有吾『体育館の殺人』

体育館の殺人 [単行本版]【電子書籍】[ 青崎有吾 ] 価格:1,512円(2016/11/14 22:04時点)感想(0件) キャラ設定や展開、ミステリーの難易度がゲームみたいで、さくさくとライトに楽しめました。 裏染&香織のコンビも好きです。

道尾秀介『ノエル a story of stories』

ノエル [ 道尾秀介 ] 価格:1,620円(2016/11/14 21:58時点)感想(3件) 既読の「光の箱」同様、どの話も温かい希望に包まれた結末でした。 童話もとても優しくて、暗いときでもささやかで温かな光を見つめながら生きていくためのメッセージが込められていました…

柚木麻子『終点のあの子』

終点のあの子 [ 柚木麻子 ] 価格:583円(2016/11/14 21:55時点)感想(3件) 原作を担当された『魔法使いの心友』が面白かったので、柚木麻子さんの小説に初挑戦!とっても良かったです。 登場人物のみんな、変わり者の朱里にさえも共感できるところがあって、自…

冲方丁『光圀伝』

光圀伝 [ 冲方丁 ] 価格:2,052円(2016/11/14 21:25時点)感想(14件) 前作『天地明察』では師と呼ぶべき人々が印象に残りましたが、今回は夢を共に追い求めた朋友の存在に心を打たれました。 誰もが義を全うしようと生き、生き抜いていく。それでいて、後世に…

道尾秀介『水の柩』

水の柩 [ 道尾秀介 ] 価格:712円(2016/11/14 21:21時点)感想(2件) 笑子さんの「とにかくぜんぶ忘れて、今日が一日目って気持ちでやり直すの」に励まされました。 それから印象に残ったのは、蓑虫の話。ああ、私も他人を外面だけで判断してしまうなぁ、私も外…

山下貴光『ガレキノシタ』

ガレキノシタ [ 山下貴光 ] 価格:650円(2016/11/14 21:19時点)感想(0件) 切迫した状況の中、登場人物の語り口があまりにも冷静で…いまいち感情移入できませんでした。「瓦礫の下」という特異な設定である必要性を感じない章もちらほら。 しかし、北野直人と…